子育て四訓
親子整体教室でも紹介することがあるのですが、
山口県の教育者の方が長年の教育経験を踏まえてまとめた「子育て四訓」というものがあります。
これはおやこ整体的に見ても、子どもの教育的に見ても、成長過程に沿った接し方として、とても大切な考え方だと思います。
乳児はとにかく肌にたくさん触れてもらう事で自我が成長し、健康な生育に必要なホルモンなどもたくさん分泌されます。
まだ自分の体の境界線も分からず、目も未発達なので遠くまでは見えません。
いつも近くで肌が触れている距離というのは、一人では生きていけない赤ちゃんにとって一番安心できる事なのです。
幼児になってもまだまだ触れている必要があります。
手をつなぎ、危ないことが無いよう教え、守っていく時期です。
ここでも親と物理的に繋がっていることで子どもは安心感を覚えます。
少年というと小学生から中学生くらいでしょうか。
この頃になると一人でできる事も増えますが、思春期になると子どもから大人へと不安定な時期になっていきます。
この時は、手は放しても目は離さず、いつも見ているよ、大丈夫だよと、いう安心のメッセージを送ることが大切と言われます。
けっして監視じゃないですからね^^;
青年期になって目を離すには、信頼という形で心を離さない事が前提だと考えます。
いよいよ大人として社会に出ていくわが子。
高校はその準備、大学や就職では一人暮らしも始まります。
もう自分の見えるところにはいないという事でさみしく思うでしょうが、それは子どもも同じ。
ですが、心が離れなければお互いに安心できるものです。
そうなるまでに、しっかりと小さいころから順を追って、共に成長していきたいですね。
最後に外国の抱っこひものCMをご紹介します。
とてもきれいな映像で、妊娠~幼児期までの子を持つお母さんの気持ちが表現されています。
手が離れるその日まで、大切に手をつないで歩いていきましょう。